セミリタイアを目指す20代サラリーマンが2億円にむけて資産運用してみた

セミリタイアを目指す20代サラリーマンが株式投資で2億円を目指して資産運用中。日本株と米国株(JDドットコム&ビリビリ動画)、トラリピがメインです。

鉄の箱のなかで忙しなく働く私と、それでも回り続ける地球

1週間忙しなく働き続けたあとの土曜日の夜、私を束縛するあらゆるものから解放されて何も考えなくていい最高の時間である。

先週1週間を振り返ってみると実に慌ただしいい日々だった。最初の1日目から美味しいイタリアンを食する会食が入っており、その後の火曜日から金曜日までは相変わらず6時過ぎには起床して24時近くまでフル稼働して働いていた。

組織的な都合で環境の変化のあった直近の私は、毎日こんな感じである。「あなた、何をそんなに頑張っているの?」と深いところまで事情を知らない妻には言われることがあるが、自分でも「お前、そんなにやらなくてもいいんじゃね?」と心の中で思うことが多々出てくるようになった。疲労困憊で自宅に帰ったときに、そんな悪魔のささやきのような甘い考えにつられて気を抜いてしまうと、翌日に痛い目に会うものである。

もっと楽な仕事についたほうがいいのではないか?という意見もある。ただ、こないだtwitterでもつぶやいてしまったが、なんだかんだで仕事と稼ぐのが好きなのである。よくある「メキシコ漁師とMBAコンサルタント」のお話があるが、今の資産規模であってもどこかに引っ越して毎日が変わらず平穏でゆっくりと暮らしていくことは可能だと思う。

ただ、なぜその選択肢をとらないのか?きっとそこに至るまでのプロセスを楽しむそれこそが人生だと思うのである。

もし今宝くじが当たってもう二度と働かなくてよくなったとしたらどうだろうか?(もちろん、当てたいと思うが)

なにも努力をせずに飲み食いだけをしていく、それそのものが楽しいのか?

果たして、それで俺は生きた!と言えるのだろうか?

慌ただしい1週間を乗り越えた今日、今週もきつかったし冷や汗3回くらいかいたけど振り返ってみればたくさん経験できたし楽しかった。そう思えるのである。だからこそ、今の会社で働いてるんだなと思う。

こんな「なんでこんなにやってるんだろうか?」「お前、それは楽しいからだろうよ?」

と2つの考えに挟まれている私であるが、客観的にふと考えることがある。

規則正しく毎朝電車に乗り出社をしてこの鉄の箱のなかで慌ただしく働く自分がいる一方で、外に出てみると晴れ渡った空、自分がどんな状況に陥っていようとそれでも回り続ける地球がある。

私が大口の営業案件を決めて嬉しかろうが、1時間後に迫るMTGの資料を必死に作成していようが、難しい顧客に厳しいことを言われていようが、それでも地球が回り続けるのである。

そう考えると、多少(いや、かなり大変であっても)なぜか心が軽くなるのである。

かの有名なガリレオ・ガリレイは、絶対的な価値観であった天動説に異を唱え、地動説を唱え続けたが誰も信じてくれなかった中で「それでも地球は回る」という言葉を残した。大きな観点からみれば、今目の前に起きていることなど大したことではないのである。それでも地球は回り続けるのだから。

そう思うと、失敗したってなにかあったって、大したことはない。また頑張ろうと思えるのである。

とはいいながらも、最近「寝酒」なるものをやるようになってしまった。帰り際にコンビニでほろよいサワーを1缶購入して帰宅して毎日半分ずつ飲むのである。朝起きたその一瞬はよく寝れた気持ちになるのだが、体を起こしてみるとむくんでいるのか体が重く感じるのである。それでも地球は回り続ける、という視点があれば、酒に逃げることも必要ないだろう。

というわけで、今日は酒を飲まずに、夜空でも眺めてから寝ることにしよう。